五月、短編、創作方法

 時間が経つのが早いなぁ。もう5月も終わろうというのかい。こんなに早く終わって悪い子だ。お前にはこらえ性というものがない。手抜きをしているだろう、そんなに早く終わるわけがないんだ、見ろ、他のやつは額に汗して自分の足を、口ではなく手を動かしているではないか、見習えというのは性的な受け取られ方をしてセクハラとなる可能性があるので聞き流すべきだがとにかくお前は早漏だ(まさかの直球)。課長も疲れていらっしゃるんだ。家では鬼嫁に財布を握られ、ナニワ金融道で教頭が出てきた時の話はホント悲惨だったなあ。女性の価値である美しさなど一欠けらもない腐ったババアに婿入りしてどこまでもうだつが上がらなくて、確か修学旅行の資金をなくしたか何かで急きょ建て替える必要があって遂には街金に手を出すんだけど法的な知識も何もなく骨の髄までしゃぶられるという・・・ひどすぎるな。だから5月はもっと悠然泰然と構えてあげるべきである。大自然や社会という巨大なものに対して凡庸な一個人など無力なのだから慈愛をもって接さなければ課長は過労死してしまうだろう。わかったか、もう一日しかないけどゆっくりしろ。どうせゆっくりと流れるのなら一か月まるまる休みである9月および3月がゆっくりすべきだ。ユークリッドしていってね! 誰だよ課長って。
 最近の活動といえば短編に出場した。ここを見る読者諸賢ならば俺をひいきしたり俺を逆ひいきしたりする投票を行なうことはないであろうが念のためそれはナシとお願いしたい。土曜で予選の投票が終わるが今の時点では決勝に行けるところに一応居る。最終日に投票する人が多そうだからダメかもしれないけど、二票もらえて嬉しい。つーか1000字で一つの世界を作るというのは本当に難しいな。起承転結という方法は尺が足りなくなるから、起をしながら承も同時にやるという器用なことをしなくてはいけないし、転がそのまま結になったりしてしまう。そんな風に詰めたって1000字どころじゃなくて、もう登場する者の人格を説明している暇などないので、どうしても紋切り型のキャラクターに名前をくっつけた程度にしなくてはいけない。普遍性が生まれてよろしいのかもしれないけどそれじゃあまり好きな小説にならない。いい所は、飽きる前に書ききれることだ。短いのはいいことだ。それだけ中編や長編というのは敷居が高いということでござる。
 現時点でこのブログは、スラスラ文章を書けるという目標には全然貢献していないようでござった。何か物語を書くのをちょっと試みてみたんだけどね、いつも通りの詰まり方をしますよ。こうなってこうなってこうなってというあらすじを小説的文章に落とし込むというのが難しい。誰しもそうだと思うけど。色々書くべきことはあるんだけど、どのタイミングで報せればいいのか分からん。どのタイミングでエピソードを挿入すべきなのかも分からん。このブログではそんな練習してないもんな。思いついたことをそのまま書くって、ある意味、真逆のことだよな(笑)。ということはですよ、ここでやっているような書き方でやってしまえばいいのではないだろうか。すごく分かりにくい話になるな。でも校正という手段があるので、後でじっくり考えて書き換えればいいね。なるほどね。