化物語

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

 今から口でクソを垂れますが、化物語を読了しましたわ。何というか、すげえね。100%趣味かよ(笑)。この人は、世の中のある種の人々の嗜好の権化なのかと思いますね。はあ。底知れぬ人だ。よく分からん。充実したストーリーを読み終えた後の心地よい疲労感がありますね。いやー西尾維新ナメてた。こりゃ熱狂もするわ。ほんとこんなクソしょうもない俺みたいなやつが言及してすいません・・・。自分の凡庸っぷりにがっかりするよね。斜に構えた捉え方になっちゃうけどね。いや、知らんけどね、この小説がホイホイホイっと作られたのか、あるいは他の何かなのか。しかし圧倒的に読みやすい文章ですなあ。上下巻をたった2日足らずで読み終えてしまった。ねえー。何なんでしょうね。
 読んでる最中に思ったことはそうですねえ、誰かの台詞に対して即座に内省を始めるというかリアクションをする主人公というのは割に紋切型なのかなあというようなこととか、多角的な視点を捨ててエゴに嵌まる行動や言動は自覚しながら行なわれてもなかなか中二っぽく見えて恥ずかしくなるな〜とか、楽しい会話として作られてる部分は日常で言われても大したことのないレベルのものであっても畳みかけられるとやっぱ笑ってまうなとか、つーか基本的にギャグセンスあるなあとか、どんだけキャラクター作るの上手いねんとかですかね。戦場ヶ原が一番好きなのかな、俺は。でもディスコ探偵の幼い方の梢の可愛さには・・・いや、ベクトルが違うのでちょっと結論はパスしとこう。神原もオモローやで。萌えっぷりというか性的な描写というか、そういうのもほんま上手い具合に入ってるよなあ、ハゲが! 読みやすかったわ、とにかく。参考にしよう、ほんと。