どうやったらうまい人間関係を構築できるかについての草稿(内面バージョン)

「対外的にどのように振る舞えば好印象を与えることができるか」ではなく「どうやって信頼の置ける人物・置けない人物を見極めるか(自分の中で区別するか)」について

重要視する要素

  • 能力がある
    • (概要)何らかの能力がある。その能力が自分にとって有用であることが望ましい。
      • (成立条件1)論理的思考能力がある
      • (成立条件2)論理に対して忠実である(フェアである)
  • モデル化の容易さ
    • (概要)その人にある言葉を投げかけた時、あるいは、ある状況下にその人がいる時、「あの人だったらこう返すだろう」「こう振る舞うだろう」という想像が容易にできる
      • (成立条件1)その人には主義・信条がある(ことを知っている)
      • (成立条件1−1)その主義・信条は、論理的に納得できるものである(共感する必要はなく、反社会的であっても構わない)
      • (成立条件1−2)その人はその主義・信条に反する行動をほとんどとらない。とった場合でも、説明が合理的にできる
      • (成立条件1−3)その人が自身の主義・信条に従うことが、その人の利益(有形・無形は不問)になっている
    • (重要性)その人が何に基づいて行動するかを理解できることは、こちらが何かをその人に要求しようとした時、見返りとして何を支払えばよいかを提示することが簡単、またはそぐわないと判断して要求を取りやめることができ、関係性が安定する
      • (例)この飲み会にこの人を誘えば、盛り上げてくれるだろう(こちらの要求)。このメンバーなら、本人も楽しんでくれると考えられる(見返り)。
      • (例)この飲み会にこの人を誘っても、盛り上げてくれないだろう(取りやめ)。
      • (例)お金を貸してほしい(こちらの要求)。借用書を書くし、きちんと返すつもりだし、今後何か相手がこちらに多少不利な要求をしてきた時でも、何度か応じよう(見返り)。
      • (例)お金を貸してほしい(こちらの要求)が、相手は金を貸すことは嫌いなので、求めないでおこう(取りやめ)。
  • 他者に対する発話が持つ意味への理解度
    • (概要)他者に何かを依頼したり、まして強要したりすることが、重大な意味を持つことを理解していること。自分にとっては些細なことでも、相手にそれを行なう義務がないのであればやる必要は全くなく、かつ、ほとんどの場合、やらない方が相手にとって得である。もしやってくれた場合は相手の「善意」によるものであることを理解していること。