11eyes、ジャンルが持つ不自由さ、評価

 おはようございます。俺はもうすぐ寝るんだけど。またモラトリアム大学生の暇自慢か、死ねやと仰る社会人の皆さん、バッチリ一限から授業です。休めません。ざまあみろ! 気がふれているんでしょうか。
 11eyesやれっていう、unkoさんと名乗る人からのコメントがありました。コメントを過剰なぐらいに掘り下げて掘り下げて、罪と罰ぐらいの長編にしたら面白いと思う。面白いけどやりませんね。やらないから面白いんだけど。
 11eyesってLASSですよね。びっくりするほど食指が動かん! 俺が3daysに惚れたのは即ちたまきに惚れたのと同義であり、一色ヒカルのロリ声に惚れたことが内在しているんです。ストーリーとしては印象の薄い、キャラゲーだったように記憶します。なんでこんなに批判的な物言いになるんだろう。いい作品だったのに。11eyesは聞くところによるとシステムがすごいとか。確かマルチサイトっていうか時系列を超越して視点や人物が変わったりするそうですね。なんてこった・・・。AIRとかYU-NOを思い浮かべればよろしいか? 能動的に視点を選択するのでしょうか。よく分からないけど、それだけで面白いとは思えんなあ。主人公は一人なんだけど人格が5人ほどいてそれでマルチサイトとかの方がよさそうじゃないだろうか。それぞれに彼女が居て・・・むかつくな。mu君から聞きましたが今はポストモダンが何とかかんとかで書くべきものがないのでみんな困っているのだとか。エンターテイメントを主に享受するだけの俺にはあまり関係のないことかもしれないけど、この話を聞いて何番目かに思い浮かんだのはエロゲのことだったのだわ。あるいはライトノベルでもいい。人の知識の範囲とでもいいましょうか、触れることのできるものというのは人間のつくりからして限界があるように思いましてね、何を作ってももう昔になんかあったよそういうの、と言われてしまうようなことに堅い世界では危惧するのかもしれないけど、俺としては焼き直しで十分満足なのだよね。何か既存のものをストックとして、この流れの中でどう加工して料理として出すか、というのが重要というかエンターテイメントとしてはよいのではないかしら。でもエロゲとかラノベは、すごく狭いんだよな。その流れっていうのが。細かいところでギスギスと動いて、結局は同じように思えてしまう。トランスとか演歌にも同じような思いを抱くのだが。これはその世界に深く接していないから、宇宙人が地球人の顔見たらみんな同じに見えてしまうという話をジョジョの宇宙人がしていたが、そういうことなんだろうけど、そうなのかなあ? 譲れない土台みたいなものがどこにでもあるからなあ。斬新な映画を作るぞ! 音楽はなくします、媒体も映像じゃなくて紙にしてやる! どうだ斬新だろうといってもそりゃ小説かマンガなのであって、何が何やら。エロゲは絶対エロを入れなきゃいけないというのがネックだ。18禁というのは人々が自重する多くのことはやれるが、やらなきゃいけないこともたくさんあって、それが制約になる。商売ですからね。その点、ネットはすごいよ。多くの人に伝えながら儲ける、という出版社やレコード会社などと違って、コストが小さいので要するにニコニコみたくポータルであるだけの枠組みがあるって素晴らしいな。そこに何を入れてもいいんだもんね。ただし儲けるというところは叶わない。みんな金払わんからねー。まあ色々真理みたいなものはあるんだろうけど明文化しにくいのでまた思いついたら。11eyes、Erogamescapeで見たらあんまり点数高くないね。昔というか今もだけどエロゲのゲームレビューをして点数なぞつけていた俺が言うのも何だけど、点数なんて本当はつけるもんじゃないね。だって年齢を経るにつれて、あるいは嗜好が変わるにつれて、もっといえばその日の気分で変動しますからね。大体この辺っていう閾値ならぼやっと言えるかもわからんけど・・・。それを以前、週毎に、その週の気分で好きなキャラをランキングにする、萌えんとダウンTVとかいうテレビでもなんでもない企画をやったことがあるが、あの時に気付くこともできたはずなのだけどね。まあやる機会と気持ちがあればやりたい。