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 はてなダイアリーに変えてからはてなダイアリーの他の人の記事を見る機会がものすごく増えたのだけど、すごいな。はてなダイアリーのトップページを見ると注目の記事とかが一覧で表示されていて記事名の横にはすごい数のブックマークを示す英数字が真っ赤な太文字で書かれておりヒェー。そこに共通するものは何なのか、なぜid:yarare-jの日記がはてなダイアリーのトップページに出現して多くの人に読まれないのか不思議で不思議で、あんまりにも不思議すぎてつまり不思議ではないのだが、どういう傾向にあるのだろうね。一つは流行を扱ったもの。最近の出来事、つまり何かが発売されたとか事件が起こったとか誰かが失言したとか国際的な問題が発生したとか。こんなのは世の常であって今更不思議がることもないのだが、じゃあ俺がもしiPhone発売ですって! きゃあきゃあと言っておればそれで全国のファンたちが駆けつけて礼賛の嵐になるかといえば、いやそれさえも数を集めて最近のトレンドを山ほど素早く収集するサイトは爆発的なアクセスを受けるのだけど、そうじゃなくて、例えばなぜGIGAZINEが面白いのかといえば、何かしらのトピック、つまり近年になって急に幅を利かせている企業とか、浮上してきた問題とか、日本人としてはなかなか知る機会のない海外の情報などを、親和性があるというか関連性のあるソースを元にちょっとした論考を加えて紹介してくれるからで、つまりそういうのがトレンドなのであるな。あるいは、話題沸騰のニュースやら時事問題に対して自分の考えを持った人が、答え合わせというか「他の人はどう思ってるんだろう」的な感覚でそれ関係の話題を洗ってみたり、アルファブロガーと呼ばれるしっかりした人たちの回答を参照してどの辺りが妥当な落としどころなのかを計ってみたりするために、ニュースを求めるのかもしれない。特に問題を攻め立てるという形式の記事は楽で、楽だから俺も書くんだけど、楽じゃないからGIGAZINEは面白いのかもしれないけど、こういう記事って大体が事実関係の確認でマスコミの代替としての役割をみんなで細かく分担しているといった感じが強くて、偏向放送されているだけで特に隠蔽されているわけではない情報をネットでリンクして、そうじゃねーだろ、と言ってみたり、そうかそうか(笑)みたいなことは本当に怖いから言及されにくいのであり怖いね。考察といってもホントにブクマコメで事足りそうな内容の薄いものが、あったりするよね。DISってんのか、メーン? 大体、面白くないものって善の色をしているのだよなあ。マナーがどうとか、誰それにどうこうと思われちゃうから、こういうことはやめた方がいいとか、同僚とうまく付き合う方法とか、嫌がられる上司とかの話題すきでしょう。善の色って意味、この意味、わかりますか? っていう人居たよね。授業なので一旦止め。
 続きです。具体的に善な記事を論うのはさすがに憚られるしそれほどの強度がある主張ではないのでよすけど、これは工学系の研究の話題にしてもそうなんだけど「人の役に立つ」とかさ、そういうの好きだよね。そういうのは本来的にオマケであって、何が正しくて何が正しくないのか、もちろんその正しいという時に基準とするべきなのは善悪観ではなくてルールなわけですよ。法律とか内規とか契約とか。これらがありきであって、その上で人の役に立つや立たないやのという善行が為されればよろしい。これは主に芸能人や政治家の動向に対する世論のことを言ってるんだけどね。まあ、ああいうのは阿呆であると暴いている人が多い、つまり大衆のうごめきとして片づけられるイージーな分野なんだけど、さらには「〜〜は実は〜〜なんですよ」という記事が多いじゃないですか。これって本当にニンテンドーDS的だなあと思う。リアルな世界における裏技みたいなもんですな。簡単に何々を実現できる方法。英会話が身に付く、料理がうまくなる、漢字が覚えられる、脳をトレーニングできる、ちょっとした工夫でサイトのアクセスアップが図れる・・・本当にそうなのかという検証は、閲覧する人はあまり検証しない。なんつーのかなあ、自分の中で吟味するだけでその正当性が判断できる程度の記事じゃないと俺は信用できないんですよ。数学の問題みたいなもんだ。一般人の動向は実はこうである、とか、オタクと一般人の差異とは、みたいなことは、言われても、ホントかよってなる。一個人が確認できる領域って相当狭いでしょう。一般人がどういう行動原理で動くのか、総体的に何が好きなのかと、自分の身の回りに当てはめようったって、それは本当に狭い。おまけに、考察を展開してる側が頼りにしているデータの標本もまた狭い。論文の評価実験なんか大学生何人とかが多いでしょう。視聴率みたいなものですよ。視聴率を測定する機械を導入する家庭って適当に選ばれて、定期的に変わるでしょう。変わった直後、やたらとNHKの視聴率が上がるそうですよ。調査の対象となった一員としては、教養があると思われたい、みたいな心理が作用してるそうですよ。松本人志がラジオで言ってたのが元ですけど。そんなもんだと思うんですよ。人間科学的に何かを調べたい時、単純にアンケート取ったってそれの集約が人々の心中を表しているとは思えない。まだ統計の方がマシだと思う。何が言いたいかというと、みんなそういうの好きだなあ、あんまり分からんわというだけのことですけど。
 でも上記のようなことを信条としているわけではないので次の日には上記のような傾向のことを言っているかもしれないし、今までに言ってきたと思う。こういう流れって奇妙だねと、思ったわけです。つっても、はてブ自体がそんなに大きな規模じゃないんだけど。