規則性のある数列

 前々から疑問だったのだがIQテストか何かで「次の数列はある規則に従っている。[A]には何が入る?」というような問題を見かけるじゃないですか。例えば1, 2, 4, 8, [A], 32みたいな。普通に考えたら入るのは16だけど、それって本当なのか? これがx_k = 2^{k-1}だったら[A]は16だが、「ただしk=5nの時、x_k = -2^{k-1}という規則が加わったら、[A]は-16でもいいじゃねーか。一意に定まらんだろう。仮に単一の式で表せることが条件だということにしても、そんなの聞いてないしな。これってものすごく脆弱な土壌の上にある設問なのでは。解答者がひねくれていたらいくらでも答えが出てくるんじゃねーのかね。いじわるクイズのごとし。そんなこと言い出したら数学や物理のあらゆる問題だって前提にしていることがたくさんあるだろ! ということになるかも分からんが、あれはとある系における問題なのでいいじゃないか。これこれはこういうものですという前提を、我々は義務教育の中では明示的に教わってこなかったが、公理というものがちゃんとあるじゃん。でもこのIQテストにおける公理というのは、明文化されておるのか? 算数オリンピックなぞでもこの手の問題は出ているわけだが・・・あれの解答はものすごくファジーなのだろうか? 「できるだけ簡単な規則になるように」という「簡単」がどこかで定義されているのだろうか。でも思考する際にはそんな了解はあるかもしれないけど例えば俺が考える時でも何でもいいから説明できないかと思考しており了解はやはり特にないわけで、発想の思い至り方として自然と一番簡単なものを最初に思いつくのでそれを書けばよしということだったとしても、超頭いい人ならもっと複雑な規則を最初に思いつくかもしれん。どうすんだ。つーか昨日また一日飛んだな。コラーッ!